以下は、2009年9月15日、イチロー選手が9年連続200本安打を達成したとき、このブログに書き込んだ内容である。4000本安打達成の本日、改めて掲載しておく。
イチロー選手が9年連続200本安打を達成。今シーズンの安打数が200本に達したということで,日米通算安打数は3283本となった。これは、ウィリー・メイズの通算安打数に並んだということである。メイズが22年間で達成したのに対し,イチローは試合数の少ない日本でのシーズンを含めて18年間。いかに、イチローのペースが早いかが分かる。
最終的にピート・ローズの通算安打記録4256本を更新できるか否かが興味深くなるが,それよりも当面の興味としては、まず、来年,トリス・スピーカーの3514本を超えるか否かが興味深い。あと、232本。今シーズン残り試合で何本打つかで目標となる安打数も変わる。
そして、それが更新されれば,翌年はスタン・ミュージアルの3630本、ハンク・アーロンの3771本となり、残るはタイ・カップの4191本、ピート・ローズの4256本だけとなる。タイ・カップが引退したのが42歳、ピート・ローズが引退したのが45歳であるから、来月36歳になるイチローには十分チャンスはある。
1985年9月11日、ピーター・エドワード・ローズがレイモンド・タイラス・カップの4191安打の記録を更新した時、レーガン大統領からホットラインでメッセージが送られている。以下の内容である。
「あらゆるスポーツ種目の中で,最も長く続いた記録を更新した君に、心からおめでとうを言いたい。君の記録は破られることがあるかもしれないが、君の栄誉と球界に残した遺産は不滅のものだ。」
このメッセージの中での、君の記録は破られるかもしれないがという部分、レーガン大統領のこの予言が実現する者がいるとすれば、それはイチロー以外にない。