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日本プロ野球機構という組織。
プロ野球公式戦で使用する統一球が昨年より反発力の大きい飛ぶボールに変わっていた、という。当初、加藤良三コミッショナーは変わっていないと公表していたにもかかわらずである。実際は、下限より低い反発係数を基準値に近づけるようボールの仕様変更を製造元に指示していたらしい。本来なら、開幕前に公表しておくべきであるのに、ホームラン数の増え方が顕著になった今になって初めて公表した。当初、公表しなかった理由は、「新旧の球が混在することによって混乱を招きかねないため」いうややこしい理由であった。
加藤コミッショナーはボールを修正していた事実は昨日まで知らなかった、知っていたら、公表していた」と言っているが、それに対し、下田事務局長はコミッショナーに相談して進めていった」と言っている。これは、コミッショナーは知っていたということである。そのまま、話が進んでいけば、コミッショナーが嘘をついていたということになるのであるが、その後、下田事務局長は前言を翻して、「前回は混乱していた」と言い直す。加藤コミッショナーの関与を示唆するのはまずい、と思ったのか。その思った理由は何なのか。初めの発言から、次の発言までの間に何かあったのか。疑問が残る。 日本プロ野球機構という組織がおかしなことをする組織であるということは、以前、このブログでも書いた。(2012.11.7 プロ野球選手会年金制度解散、付け加えておくこと) 積立不足とその回復が困難なことを理由にプロ野球選手会の年金制度が解散した事例である。解散し、積立金を分配するには加入員の同意がいるが、その同意が得られるかどうか心もとない状況にあった。そこに、東日本大震災が起こり、東北地方に甚大な被害が生じる。普通、そのような時に、プロ野球など興業的な催し物は開催を控えるものである。ところが、日本プロ野球機構は予定通りペナントレースを開幕するとは発表する。選手会側は反発し、世論も後押しする。結局、機構は、押し切られ、ペナントレースの開幕を延期することにする。選手側は、ほっとし、あとは開幕に向けて気持ちを切り替えるだけだと気分も新たにする。ところが、その直後、機構側は選手会に対し、年金制度の解散を提案するのである。まさに、選手が気持ちをペナントレースに向けて集中させようとしていたその矢先のことであった。問題は、果たして、そのような状況において、選手たちが真剣に年金制度のことを考えられるかどうかである。勘ぐれば、まさしく、そのような状況こそが機構側が願っていた状況ではないかということであり、東日本大震災の発生はそのまたとない機会を機構側に与えたのである。年金制度の解散について、選手会側の同意が得られるかどうか心もとなかった機構は、これで年金制度解散の提示に踏み切ることになった。 巨人の安倍選手は「何で、今だったのか?」という疑問を表しているが、日本プロ野球機構にとって、「何で、今だったのか」という疑問が出るのは、今回が初めてではない。前回の「何で、今だったのか」の後には年金制度の解散問題が出たように、今回も後で何か出るのではないかという不安がよぎる。
by nogi203
| 2013-06-13 14:39
| 年金話あれこれ
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