日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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辛抱治郎氏の退社。

 辛抱治郎氏は昨年9月末で読売テレビを退社した。退社した理由を辛抱氏は以下のように語っている。
 「本来、今年の4月、55歳で辞めるつもりであったが、昨年9月、読売テレビが年金制度(企業年金)を改悪し、9月末で辞める場合は55歳から年金を支給するが、今年4月に止める場合は60歳からの支給になる。だから、(年金受給のため)昨年9月に辞めるしかなかった。」
 
 ということであるが、55歳から年金の支給時期を早めるというのは、早期退職を促しているということであろう。早期退職を促すのであれば、優遇措置を提示しなければならない。優遇措置とは、本来、定年前に自己都合で辞める場合には、支給率を引き下げるところであるが、引き下げずに、本来の支給率のまま支給するなどというものであろう。その場合、支給総額を減額するというのであれば、確かに改悪であるが、それでは優遇措置にならない。優遇措置というためには、支給総額が維持された上で、一支払期での支給額は少なくなるが、その代わり、支給期間は長くなるということにならなくてはならない。読売テレビが60歳から支給されるところを、55歳から支給することにしたというのは、そういう改正が行われたということではないか。辛抱氏は、それを改悪というが、果たしてそうか。
 一支払期の支給額は少なくなるが、支給期間は長くなるというのは、老齢基礎年金の一部繰り上げにみられる仕組みと同じである。特別支給の老齢厚生年金の定額部分の総額は、老齢基礎年金の一部繰上げ請求月から65歳到達月までの月数で割れば、定額部分の支給額は一支払期においては少なくなるが支給期間は長くなって、支給総額は変わらない。読売テレビの年金改正はその仕組みを取り入れたものともみなせる。年金制度に詳しい辛抱氏なら、その仕組みの合理性については理解できるはずである。となると、改悪をいうのは適切ではないのではないか。
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by nogi203 | 2011-07-06 14:23 | 年金話あれこれ
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