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山城新伍,特別養護老人ホームに死す。その2。
介護施設にはなかなか入れない。特別養護老人ホームの待機者は全国に38万人もいるという。その特別養護老人ホームに山城新伍さんは入所することができた。それほど、緊急性が高かったということか。
特別世養護老人ホームに入所するには条件がいる。要介護認定をうけること、寝たきりや認知症など身体上や精神上に著しい障害があるために常時介護を必要とする人であること、そして家族で世話をするのが困難なお年寄りであるという条件である。山城さんの場合,家族で世話をするのが困難なお年寄りということで条件に合致したのではないか、ということは前回にも書いた。しかし家族が世話をするのが困難というのは,一方的に主張されてもにわかに信じられるものではない。そこで、調査が行われなければならず,山城さんの場合も行われたとみなければなるまい。そしてその調査は,絶縁状態であるとはいえ、実の娘にも及んだと見るのが相当であろう。調査の結果、実の娘との関係は険悪であり、絶縁状態は疑いなく,家族で世話をするのが困難であることが確認され、特別養護老人ホームへの入所に緊急性がありとして、入所が認められたのではないか、と推量する。 山城さんの葬儀に実の娘が出席しなかったことで,山城さんの弟さんが怒っているという報道があったが、あの場合,出席しなかったのは、むしろ当然のことではなかったか。なぜなら、調査の過程で、親子関係が険悪であり,絶縁状態が事実であることが確認されたことによって、緊急に特別養護老人ホームへの入所が認められたのかもしれない。それは葬儀にも出席したくないほどの険悪さであると受けとめられたからであるかもしれない。となると、出席するのはまずい。出席したくても、できなかったということもありうる。 もう一つ。資産が乏しくなっていたのではないか、という推量である。資産が豊かであれば、有料老人ホームへの入所が可能である。入所には,要介護認定が必要であるとか,常時介護の必要な人とか、家族で世話をするのが困難なお年寄りとかなどという条件はいらない。金さえあれば,いつでも入れる。それができなかったということは、やはり、資産は乏しくなっていたと見るのが妥当ではなかろうか。 そして、そうした資産が乏しい老人でも,設備の整った施設に入所できたのは、やはり介護保険のおかげというしかなかろう。介護保険がなければ、措置入所である。行政が一方的に決め、一方的に入所させられる。もっと、悲惨な最後であったかもしれない。
by nogi203
| 2009-08-21 16:16
| その他
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