日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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ドン・キホーテ連続放火事件

 この事件では、3人の方が亡くなられている。1人は39歳の方で正社員、1人は20歳の方で契約社員、もう1人はアルバイトの方で19歳。
 このうち、労災から給付を受けられる遺族は、誰と誰の遺族か。
 まず、39歳の正社員の方の遺族はどうか。業務起因生に反証が出るかもしれないが、まず、問題はなかろう。
 次に、19歳のアルバイトの方の遺族であるが、労災給付の対象にアルバイトもパートも関係ないから、まず大丈夫。
 問題は、20歳の契約社員の方の遺族であるが、これは契約の内容が大きく影響する。契約が請負契約であれば、適用が難しくくなるかもしれないが、契約の名称が請負であっても、実態がドン・キホーテの支配人から指揮命令を受けていれば、従属生が認められるので、労災の適用は問題ないことになる。
 
 そして、給付の内容であるが、
 39歳の正社員の方の遺族の場合
 生計維持されていた家族がいると思われるので、遺族補償年金がおりる。そして、労働福祉事業から遺族特別年金というものもおりる。さらに、亡くなられているので、遺族特別支給金というものが300万円、おりる。最後に,葬祭料が305,000円プラス給付基礎日額の30日分がおりる。
 19歳のアルバイトの方,20歳の契約社員の方の遺族の場合
 年齢からみて、まだ生計を維持している家族はいないかもしれない。すると、遺族補償年金、遺族特別年金、遺族特別支給金のすべてが受けられないことになる。わずかに、葬祭料だけが支給されるか。
 しかし、遺族補償年金の受給資格者が1人もいない場合の給付がある。遺族補償一時金というもので、給付基礎日額の1000日分である。
 給付基礎日額は労基法12条の平均賃金の算定方法に基づくことを原則としているから、仮に、15万円の給料をもらっていたとすれば、約500万円ということになろう。
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# by nogi203 | 2004-12-16 16:37 | 年金話あれこれ

給料の振込み

 労基法24条では、給料は直接、本人に渡さなければならないことになっています。では、振込みはどうなんだ、というお話。
 
 確かに給料は、直接、本人に渡さなくてはならない。しかし、本人が自由な意思で振込みに同意した場合は、直接、渡さなくてもよい、ということになっている。
 では、同意しなかったらどうなるのかというと、当然、経営者は現金で渡さなければならないということになる。
 このことを労使交渉の道具として使ったらどうなるか。経営者は現金で給料を渡さなくてはならないのであるから、現金を金融機関から会社へ運び込まねばならない。運び込むにはリスクが伴う。強奪される恐れがあるし、それを防ぐためのコストもかかる。コストのかかることは、経営者としては、できるだけ避けたい。
 というようなことを考えてみると、この給料振込みへの同意権は、労使交渉の道具として十分に使う価値があると思われる。しかし、そのような例は、まだ聞いたことがない。どこかの組合がやってみないかと、ひそかに期待している。
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# by nogi203 | 2004-12-15 15:36 | 労働基準法の穴

マクロ経済スライドとは何か

 今回の年金改革で新しく出てきた言葉にマクロ経済スライドという言葉がある。では、マクロ経済スライドとは何か。
 
 従来、年金の額は物価が上がれば、それにつれて年金の額も上がるというものであった。これを物価スライドという。
 しかし、マクロ経済スライドとは、物価が上がっても、上がった分だけ物価が上がらないという仕組みである。上がるのは、上がった物価上昇率から調整率というものを差し引いた分だけになるのである。
 では、その調整率というのは、どのようにして算定するのか。
 調整率は労働力人口の増減や平均余命の伸びによって算出される。つまり、15歳から65歳までの人口が減少したり、または、平均寿命が伸びたりしたら、調整率は上昇し、物価から差し引かれる部分が増えるということになる。それは、とりもなおさず、物価上昇で増えるはずの年金額の増える分が少なくなるということである。
 こうしたことの実施は1年、2年の間は、それほど大きく感じることはないであろう。しかし、10年、20年と続いていくうちに現実の物価との乖離に愕然としてくるものであろう。
 そこで、歯止めをかけなければならないということになる。
 一応その基準は、現役時の所得の50.2%ということにしているが、何ら保証のあるものではない。
 だから、民主党をはじめ野党は、改革法の廃止を訴えているが、議会政治という原則がある以上、多数をとらなければ、そのようなことは実現不可能である。
 それよりも、私としては、政府に代償を求めたい。
 例えば、自己の責任において、年金資産を築こうという努力に対しては、そのための拠出金は非課税にするということなど。さらに、そのための投資教育を政府の責任で徹底するということなど。
 実を言えば、こうしたことはすでに、確定拠出年金制度という受け皿が整備されている。しかし、その普及はいまだ十分とはいえない。その理由は、政府の規制が厳しすぎることにある。例えば、拠出金の上限額が低すぎること、積み立てた年金資産に税金がかかることなどである。
 こうしたことの規制を緩和すること、あるいは撤回することを、公的年金の支給額減額の代償として政府に求めたい。
 
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# by nogi203 | 2004-12-13 14:30 | 年金話あれこれ

自己紹介

 私は社会保険労務士にして、年金アドバイザー。
 年齢は57歳、大阪は堺市に住んでいる。
 家族は母と私の二人。妹がいるが、近くのマンションに住んでいる。
 趣味は株と競馬。そして、「ありがとう」をビデオで見ること。
 将来の夢は特にない。
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# by nogi203 | 2004-12-13 13:24 | その他