日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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標準報酬月額の改竄。

 標準報酬月額が改竄されていたという。それも低くである。標準報酬月額は年金受給額の算定の基礎となるものであり、低く算定されると年金額も低くなる。社会保険事務所の末端の職員が、そのようなことを単独で行なう度胸があるとは思えない。上司の黙認があったと見るのが妥当であろう。そして又、その上司も自分の属する社会保険事務所だけで行なっていたと見るのも考えにくい。みんなで渡れば怖くないの心理が働いていたと見るのが相当であるから、全国の社会保険事務所に広がっていたと見るべきであろう。社会保険庁長官だけが徴収率が上がって満足していたということか。被害を受けたのは、厚生年金保険の被保険者だけということになる。
 では、こうした標準報酬月額の改竄により、年金額が低くなったことで被保険者は不服申し立てを行うことができるのか。これはできない。法律に根拠がある。

 厚生年金保険法第90条第4項
 「被保険者の資格又は標準報酬に関する処分が確定したときは、その処分についての不服を、当該処分に基づく保険給付に関する処分についての不服の理由とすることはできない。」

 わかりにく文章であるが、要は、年金の受給額(保険給付)は納められた保険料によって決るものであり、納められた保険料が改竄もしくは誤った標準報酬月額によって算定されたものであっても、それで確定された限り、改竄もしくは誤った標準報酬月額に基づいて年金額を算定せざるを得ない。なぜなら、厚生年金保険料は事業主が被保険者の給料から前月分の保険料を控除して、翌月の末日までに納めるものであり、遡って徴収するとしても2年以上前の分は時効によって徴収できない。そんな中で、何年も、何十年も前の標準報酬月額を訂正したとしても、正確な保険料をどうやって徴収することができるのか。徴収できない以上、誤った算定に基づく保険料であっても、現実に納められた保険料に基づいて保険給付を行なうしかない、という理屈ではあるまいか。
 このような条文がある以上、被保険者が年金受給額について不服申し立てを行うことは厳しいものとなるが、しかし、現実に損害を被っていることは間違いない。それならば、不服申し立てとしてではなく、損害賠償という形で被害の救済を求められないかということになろう。その点、幸いなことは舛添厚生労働大臣の発言ではあるまいか。大臣は今回の問題を組織的な犯罪行為であるというような発言を為されている。犯罪行為ならば不法行為であり、損害賠償の対象となりうる。
 似たようなケースとして、雇用保険での場合がある。雇用保険の適用事業所の事業主は労働者を一人雇用したが、雇用保険の被保険者資格取得届を提出するのを怠っていた。その労働者が退職することになった時、雇用保険の被保険者期間が足らないばかりに、基本手当ての所定給付日数が少なくなった。事業主は損害賠償を請求され、応じざるを得なかったという事例であるが、この場合、請求者は一人の労働者でしかない。ところが、今回の標準報酬月額の改竄の場合では、判明しているだけでも六万九千件もあるという。厚生労働大臣が不法行為を認めている限り、これにすべて応じざるを得ないであろう。町村前官房長官は舛添厚生大臣は口が滑ったと言っていたが、まさに口は滑ったのである。大変なことになるかもしれない。
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by nogi203 | 2008-09-25 15:22 | 年金話あれこれ
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