日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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土屋アンナ問題を考える。

  この問題は、契約締結時において、どの程度まで包括的同意がなされているか否かという問題ではないか。例えばである。会社員には,出向(在籍)、配転、転勤など会社から一方的に辞令が交付されることがある。そのことに対し、会社がいちいち従業員の同意を取り付けるなどということはない。それは、入社時、即ち労働契約締結時において、そのようなことについては包括的に同意が得られているとみなされているからである。
 今回の土屋アンナ問題に関し、演出家の先生は舞台化に同意を得られたことで、同じように包括的同意が得られたと考えたのではないか。ベテランの演出家であるから、従来の慣行に従ったとも考えられる。ところが、原作者の側から台本の内容のチェックが前提であると告げられたことで、動揺する。原作者の意向に賛同する主演女優の土屋アンナは舞台稽古に参加せず、そのために公演は不可能になり、それによって損害を被った制作側は損害賠償を請求するかもしれない、という展開である。
 そこで、裁判になった場合の見通しである。参考にしたい判例として、東亜ペイント事件判決がある。(最高裁、S 61,7,14)
 転勤命令を拒否して、懲戒解雇された従業員のケースである。労働協約又は就業規則に定めてあれば、従業員は従わなければならないとするもので、舞台化に同意が得られたことで包括的同意が得られたとする演出家の先生には心強い内容である。しかし、この判決には、一方的な業務命令と言えども、無制限には行使できないし、権利は濫用してはいけないとも書いてある。さらには、不当な目的、動機をもって行使してはいけないし、通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせると権利の乱用にもなるとも書かれている。
 舞台の脚本には原作にはないフィクションが含まれているとされ、これが原作者の意向に反することになったらしいが、果たしてこれが、通常甘受すべき程度を超える著しい不利益を負わせることになるかである。
 不利益を負わせるとされ、演出家の先生の言い分が認められないとすると、制作側が侵害されたとする権利そのものも根拠を欠き、損害賠償を請求することもできなくなると解したい。
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by nogi203 | 2013-08-05 14:34 | その他
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