日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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寝坊して。

 田島優成という俳優の所属事務所との契約が更新されなかったそうである。田島優成とは寝坊して舞台公演を中止させてしまった俳優である。
 俳優の所属事務所との契約が更新されないというのは、労働者でいえば、雇用契約が更新されないことであり、解雇もしくは雇止めに相当する。寝坊などと軽く見てはいけないのは今回の事例でも明らかになったが、実際、寝坊が原因で解雇されそうになったアナウンサーの例がある。そのアナウンサーは解雇無効を訴え、結局、最高裁にまで行くことになる。(高知放送事件、昭和52年1月31日)
 アナウンサーは翌日午前6時の定時ラジオニュースを読むため、前日から宿直勤務をしていたが、寝坊して放送することができなかった。さらに、その2週間後また翌日午前6時の定時ラジオニュースを読むため宿直勤務をしていたが、またもや寝坊して放送することができなかった。しかも、そのことを上司に報告していなかった。さすがに会社も処分せざるを得ず、アナウンサーを解雇することにする。本来なら、懲戒解雇に相当するところであるが、将来を考慮して普通解雇にした、という事例であった。しかし、アナウンサーはこの処分に不満であり、解雇権の乱用であるとして解雇の無効を訴えることになる。最初の事件があったのが昭和42年2月22日、そして最高裁の判決が出たのが昭和52年1月31日、実に10年に及ぶ戦いであった。
 判決内容はアナウンサーの訴えを認め、解雇は無効となった。その理由は同じ宿直勤務していた、アナンサーの起こし役担当者が同じく寝坊して処分されているが、その処分がけん責処分に留まっているのに対し、アナウンサーへの処分はいささか過酷であり、社会的に相当なものとして是認できないというものであった。
 今回の田島優成の件をこの高知放送事件に当てはめて考えてみる。高知放送事件は同じ失敗を2度繰り返した結果下された処分であるのに対し、田島優成の場合、初めての失敗である。2回の失敗に対する処分に対して訴えて勝利したのであるから、1回目の失敗に対する処分であるから、訴えればもしやという可能性もあったかもしれない。もっとも、主催者側に与えた被害(チケット代の払い戻し、観客への交通費負担)の大きさ、さらには、芸能人と労働者との法律上の保護の違いなどからすれば、契約更新拒否という処分はやむを得ないか。
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by nogi203 | 2013-05-10 14:27 | 労働基準法の穴
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