日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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JR西日本福知山線の列車脱線事故

 事故の死傷者は567名。この中には通勤途中の人達もいた。この人達は労災保険に対して、通勤災害として保険給付の請求権がある。そして同時に、JR西日本に対しても、損害賠償請求権がある。つまり、二つの請求権があるわけである。
 一方、通勤途中ではなかった人達は、JR西日本に対する損害賠償請求権しかない。これでは不公平である。では、どうするか。
 こういう場合の規定が労災保険法にある。

 労災保険法12条の4、第1項
 政府は保険給付の原因である事故が、第三者の行為によって生じた場合において保険給付をしたときは、その給付の価格の限度で、保険給付を受けた者が第三者に対して有する損害賠償権を取得する。
 
 つまり、通勤途中で被災した人達が労災保険に保険給付を請求すると、加害者に対してもっていた損害賠償権が価格の限度内で政府に移ってしまうということであり、移った価格分の損害賠償権は政府が加害者に対して行使するということになる。
 これは二重の補償を防ぐという意味と同時に、加害者へも当然に損害賠償を求めるという趣旨に基づいた規定である。ただ、その価格の限度内でと書かれているから、実際の損害額が保険で給付される分を上回っていれば、その分についての被災者の損害賠償権は残っているということになる。
 なおこれは、保険給付に関する規定であるから、保険給付以外の部分には当然及ばない。保険給付以外の部分とは労働福祉事業に係わる部分である。例えば、休業特別支給金(休業給付基礎日額の20%)傷病特別支給金(1級114万円、2級107万円、3級100万円)障害特別支給金(1級342万円から14級8万円まで)遺族特別支給金(300万円) ボーナス特別支給金として特別給与をもとに算出する障害特別年金、障害特別年金差額一時金、障害特別一時金、遺族特別年金、遺族特別一時金、傷病特別年金などである。これらは、労災法12条の4、第1項の規定に関係なく被災者に支給されることになる。

 以上は労災保険による保険給付が行なわれた場合の規定である。
 しかし、労災保険での給付が決定するまでは、3、4ヶ月はかかる。それまでに、加害者の方から損害賠償を行なってしまった場合はどうなるか。その場合の規定もある。

 労災保険法12条の4、第2項
 前項の場合において、保険給付を受けるべき者が、当該第三者から同一の事由について損害賠償を受けたときは、政府は、その価格の限度で保険給付をしないことができる。

 加害者がいち早く損害賠償を行なったならば、被災者の労災保険に対する重ねての損害賠償権は認めないという規定である。あくまで、二重の補償を防ぎ、通勤途中以外の被害者との公平をはかるという趣旨である。
 しかし、ここでもやはり、その価格の限度内と書かれているから、加害者がいち早く行なった損害賠償額が保険で給付される額に及ばないときは、不足分は労災保険から給付されることになり、給付された分は改めて政府が加害者に請求することになる。
 そしてこの場合もやはり、労働福祉事業に係わる部分は保険給付には関係ないものであるから、被災者に支給されるものであることはかわりない。

 以上が二重補償を調整するための仕組みであるが、いずれにしても、被災者が労災保険に給付を請求しての話であるから、まずは請求から始めることであろう。
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by nogi203 | 2005-05-04 16:32 | その他
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