日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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公共事業を増やせ!

 昨日(12月20日)、たけしのTVタックル(言わずに年を越せるか庶民50人対国会議員!)の中で、建設土木事業会社の事業主が民主党政権に対して、公共事業をもっと増やせと主張していた。その事業主の主張の背景には、今年、ある公共事業の競争入札での苦い経験があったらしい。その競争入札では事業主は妥当な入札価格を提示したつもりであったが、競争相手は常識外の低い入札価格を提示して、公共事業を落札したのだという。事業主としては、そのような常識外の低い入札価格を提示してまで落札したいのは、公共事業そのものが少なくなっているためであるということを言いたいらしい。
 しかし、いくら公共事業を増やしたとしても、入札のたびに相手方がより低い入札価格を提示すれば、事業を落札できなくなるのは同じである。それより問題は、なぜ、競争相手がそのような常識外の低い価格で入札できるのかである。
 公共事業の請負では業者にかかる経費の大半は人件費であるといわれている。とすれば、入札価格を低く抑えて、なおかつ利益を出すためには、相当程度人件費を抑えなければならない。労働者の賃金を不当に低くするか、あるいはまた、労働条件を低く抑えるかである。労働者の生活を犠牲ににしてこそ成り立つ入札であるといえよう。その結果、いわゆる官製ワーキングプアというものが生み出されている。
 こうした事態を解決するには、公共事業への入札を価格で判定するのみではなく、業者自体の労働条件、環境配慮、障碍者雇用、男女共同参画等などの取り組みを含めて総合的に入札業者を選ばなけれならない。事実、一部自治体ではすでに、条例の制定により、価格のみではなく、総合評価方式による一般競争入札制度が始まっている。ただ、まだそれは条例段階であり、より広範な広がりのためには、やはり法律の制定が必要であろう。テレビで主張していた事業主も公共事業を増やせなどというよりも、むしろ、そうした法律の制定を要求すべきではなかったか。
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by nogi203 | 2010-12-21 14:57 | その他
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