日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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5年目の労災申請。

 2005年4月25日のJR西日本福知山線脱線事故から5年。死亡した運転士の遺族が労災申請を行った。福知山線の脱線事故が起こったのは午前9時19分頃の通勤時間帯であったから、労災申請するとすれば、通勤災害となる人が大部分であったが、運転士だけは業務中の事故で死亡したのであるから,業務災害による労災申請ということになる。事故から、5年たって労災申請を行ったのは、労災による遺族補償給付の時効が5年であることと共に,死亡した乗客の遺族に対する遠慮があったものとみなせなくもない。
 しかし、申請がそのまま通るとは限らない。労災法12条の2の2には支給制限規定が定められている。
 第1項
 「労働者が-----、故意に死亡の直接の原因となった事故を生じさせたときは,政府は保険給付を行わない」
 第2項
 「労働者が-----、重大な過失により-----、死亡の原因となった事故を生じさせたときは,政府は保険給付の 全部又は一部を行わないことができる」

 運転士は故意に事故を起したのではないから,問題は重大な過失があったか否かである。その点については、JR西日本の懲罰的な日勤教育との因果関係が問いただされていた。因果関係があると認められれば重大過失があったことになるが、運転士は神戸地検によって事故との因果関係は立証できないとして不起訴となっている。従って,重大な過失は認められないということになり、遺族による労災申請は認められるかに見える。
 しかし、事は簡単ではない。労災における遺族補償給付を受けるには、死亡した労働者と遺族との間に生計維持関係がなくてはならず、申請者はそれを証明しなければならない。申請者が妻や子であれば、生計維持関係の証明は容易であろう。しかし、妻や子以外の親族が申請者あった場合、その証明は簡単ではない。ことに今回の場合、死亡した運転士の年齢は23歳であるという。23歳ならば、まだ未婚である可能性は高い。未婚であれば,妻も子もいないことになるから、今回の申請者は妻又は子以外の親族ということになる。果して,どう証明するのであろうか。もしかしたら,証明できずに遺族補償給付の受給資格者と認められないことになるかもしれない。それでは、申請したことは無駄になってしまうのか。
  労災において、そうした場合の規定がある。労働者の死亡当時,遺族年金の受給資格者が一人もいない場合の規定である。一時金ではあるが、給付基礎日額の1000日分を限度として支給されることになっている。(労災法16条の8,22条の4) 
 今回の申請者が妻又は子以外の親族であるとすれば、生計維持関係の証明が難しいにもかかわらず、あえて申請に踏み切ったのは、労災のこういう規定を知っていたのではないかとは考えられないか。そうでなければ、みすみす無駄な努力をすることになる。問題は、申請者本人がそうした知識を持っていたのか、それとも誰か教えた人物がいたのかということであるが、そこまでは分らない。
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by nogi203 | 2010-05-10 14:38 | その他
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