日々の出来事から、思ったこと、感じたことを綴らせてもらいます。
by nogi203
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貸しを作る。

 昨年11月18日、労働基準法が一部改正された。但し,施行は平成22年4月1日からである。今回、改正の目玉は法定割増賃金率の引き上げであった。しかし、審議の過程では,それ以上に目玉であったのは、自律的労働時間制度の導入ではなかったか。自律的労働時間制度とは、一定以上の年収のホワイトカラーを週40時間の法定労働時間の規制から外そうとするものであり,いわゆるホワイトカラーエグゼンプションといわれたものである。
 導入が見送られたのは労働側の反対があったためである。反対した理由は、労働時間のコントロールを外せば、過労死や心の問題がさらに悪化するからというものであった。しかし、見送られたからといって、経営側があきらめたわけではない。次回改正時には再提案してくることは間違いないと思える。なぜなら、雇用形態が多様化し,成果主義人事、賃金制度が進めば進むほど、労働者の管理は個別的にならざるを得ず,それに対応するには、労働者の管理を労働者個人に委ねる方が効率的であるからだ。労働契約法はその対応策の一つとして成立したが,自律的労働時間制度は見送りとなり、対応策としては中途半端なままに終わってしまったということになる。
 労働側が反対した理由の背景にあるのは,経営側に対する不信感としか考えられない。とすれば、経営側が再提案し,労働側に受け入れさせるには、その不信感を払拭させておかなくてはならないことになる。しかし、不信感を払拭させるなどということは容易にできることではない。ことに労使関係においてはである。
 容易でないとするならば、あとは、貸し借りの関係でいくしかない。割増賃金率の引き上げは結局50%に落ちついたが,この50%という引き上げ率は,当初、経営側は猛烈に反対していたものである。それが50%に落ち着いたというのは経営側が譲歩したからである。経営側が割増賃金の引き上げ率で譲歩したのであれば、労働側は自律的労働時間制度で譲歩しなければならないはずであるが,労働側はしなかった。それはある意味、経営側が労働側に貸しを作ったという見方もできる。
 もっとも、その程度の貸しで、労働側が次回の改正時に譲歩するという保障はない。それならば、さらに貸しを作っておく必要があったのではないか。そして、その貸しを作る場として、今年の春闘が考えられたのではないか。今年の春闘において、連合は8年ぶりにベアを要求したが,経営側はそれを拒否した。おりからの世界的不況でそれどころではないということもあったが、そのような状況を考慮してもなお、労働側の要求に応じておれば、経営側は労働側に大きな貸しを作れたはずである。要求を拒否したというのは、その貸しを作る機会を失ったということで、次回の改正時においても,労働側の譲歩が得られず、さらに中途半端な労働時間管理が続くことになるのではないか。
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by nogi203 | 2009-05-27 13:55 | その他
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